こんにちは、よぴグラです!
イタリア留学の経験をもとに、現地の生活を発信しています。
今回は実際に出くわしたストライキと、どのように対処したかについて書いていきます。
イタリアで生活する上で気をつけないといけないことの一つは、ストライキです。
イタリア語ではsciopero (ショーペロ)と言います。
よぴグラ自身、イタリア留学前から、ストライキに注意するよう様々な人から忠告を受けてきましたが、先日とうとう、自分の乗りたいバスがストライキ中でした。
イタリアでストライキは当たり前
フィレンツェのバス会社ATAFの切符売り場はいつも通り開いていたので、普段と同じように欲しい切符をお願いしました。
売り子さんは切符を売ってくれましたが、「今日はストライキだからまだバスが動いてないよ」と、ごく当たり前のように言いました。
以前からストライキが各地で起きていたのは知っていたので驚きませんでしたが、、、
5分遅延しただけで謝罪のアナウンスが流れる日本の電車とのあまりの落差に、文化の違いを感じられて面白いですね。
とはいえ用事に間に合わないかもしれない危機。
売り子さんに電車は動いているかを確認し、急いで駅のホームに向かいました。
他の動いている交通機関で対処する
今回私が行きたかったのは、シエナというフィレンツェから1時間ちょっとの街です。
電車が通っているのは知っていたので、すぐに移動方法を切り替えることができました。
移動もバスより快適です。
バスの運転手さんにもよりますが、イタリアの運転は基本的に荒いです。古い街だと石畳のせいで車体もガタガタ揺れますし、道が狭いので、曲がる時にタイヤが歩道に乗り上げてしまう事もザラです。
日本のバスだと、お客さんが手すりにつかまってからでないと動かなかったり、お年寄りの方が座るまで見届けてから発進することが多いですが、イタリアだと、お客さんが乗ったばかりで席を探していたとしても、容赦なく動き出します。
それでもバスを使いたかったのは、少しだけ、バスの方が安いからです。
バスでフィレンツェからシエナに向かうと片道8.40€
電車でフィレンツェからシエナに向かうと片道9.50€
またバスの終点は、電車の停車場であるシエナ駅よりも中心地centroに近いのが魅力です。
さて!
大急ぎでフィレンツェ駅構内に入った私は、トレニタリアTorenitalia の赤い切符販売機でシエナ行きの片道切符を買いました。
切符を改札に立っている駅員さんに確認してもらってホームに入ります。
駅員さんによっては全く確認しない場合もありますが、今回は確認されました。
出発便Partenze の電子時刻版で時間orarioとプラットホームナンバーbinarioなど確認して、ギリギリ2分後出発の電車に乗り込むことができました。
金曜日は特に注意
筆者がバスに乗ろうとした日は金曜日でした。
いつもというわけではありませんが、比較的イタリアでは金曜日にこのようなストライキが起こる確率が高いようです。なのでイタリア人の知人からは金曜日は気をつけるように注意されました。
移動する際は、なるべく金曜日を避けて予定を組むと良いかもしれません。
また、旅行などで事前に切符を買ったりする場合は、ストライキの予定表であらかじめチェックすると良いでしょう。